【言葉と体の発達マメ知識】言葉の遅れが気になる!どうすればいい?相談できる場所と流れについてご紹介

こんにちは。

言語聴覚士のむぎちょこです。

今回の言葉の発達マメ知識は、お子さんの言葉の発達が気になられた時に、相談できる機関と相談の流れについてお話します。

この記事は、こども発達LABO.の公式LINEにご登録の皆様にお送りしている「言葉と体の発達豆知識」シリーズからのピックアップです。


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相談機関

言葉の遅れが気になったら、いきなりレッスン教室を探すのではなく、お子さんの現在の言葉の発達状況を評価してくれる相談機関を探しましょう。

具体的には、

・発達外来のある小児科や耳鼻科(言語聴覚士や心理師が在職しているところが望ましい)

・自治体主催の子育て相談やことばの相談室など

・(言語聴覚士が開業している)民間のことばの教室

などがあります。

相談後の流れ

相談先では、以下のような流れで進みます。

①お子さんの様子を見ながら、心理師や保健師、相談員からお困りごとについて情報聴取

②情報聴取後、経過観察の場合と発達検査を勧奨される場合がある(特に低年齢の場合は、様子をみましょうと言われることが多い)

③経過観察中にお困りごとがなくなれば、終了となる

④発達検査を受けられた場合、結果を見て必要であれば、療育事業所を勧奨される(公的な療育センターの受診は数カ月待ちということもある)

受診待ちが長く不安な場合は、お近くのことばの教室などにお問い合わせしてみてください。

なお、ことばの教室を探す場合は、心理士さんや言語聴覚士さんが在籍されているかどうかを確認しておくようにしましょう。

ポイント

公的な制度を利用した療育を受ける場合、各自治体で「障害福祉サービス受給者証」を発行してもらう必要があります。

その際、自治体によっては、医師の意見書や診断の提出を求められることがあります。

民間のことばの教室では、国の制度は利用できないので費用負担がありますが、スピーディにお子さんの現状の評価や適切な関わり方の助言をもらうことができるというメリットがあります。

地域によって利用できるサービスは異なりますので、まずはお住まいの自治体のサービスがどのような流れになっているかについて、確認してみるのがよいでしょう。

言語聴覚士がオンラインでご相談にお乗りします!

こども発達LABO.では、言語聴覚士、理学療法士、公認心理師など、子どもの発達の専門家が、お子様の発達に悩む保護者様からのご相談をお聞きし、遅れが考えられる理由や日常の中での関わり方や手立てなどについて、分かりやすくご説明しています。

公的療育センターや発達外来での待機待ちの方などにもご利用いただいています。もちろん、私(言語聴覚士むぎちょこ)もご相談にお乗りしておりますので、よろしければご利用くださいね。

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