【言葉と体の発達マメ知識】言葉が出る仕組み(前編)

こんにちは。言語聴覚士のむぎちょこです。

これから、「言葉と体の発達マメ知識」というテーマで、私と理学療法士のにしむらたけしが、子どもの言葉や体の発達について分かりやすくお話していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします!


仕事柄、保護者の方から「言葉がどうして出ないのですか?」「いつ頃でるようになりますか?」等、お子様の言葉の発達について、お悩みを伺うことが多いです。

そのようなご相談の時には、はじめに言葉の仕組みのお話をさせていただきます。

保護者の方が、言葉が出る仕組みを知っていると、お子様が今どの段階かが大まかに把握できたり、言葉が出る準備をしている時期なんだと見守ることができたりして、子育てにプラスになることが多いのです。

そこで、今日は言葉が出る仕組み(前編)についてお話します。

言葉が出るためには、①言葉や事柄(状況)を理解する力、②話す力、③人に伝えたい気持ち・意欲の3つの要素が必要です。

コップに入った水を思い浮かべてください。

水が「理解できる言葉・事柄」です。水を入れ続けた結果、溢れ出る水が「話し言葉」です。

つまり、理解する言葉がコップがいっぱいになるまで増えてからじゃないと、言葉が出てこないのです。

一つ単語を覚えたからといって、すぐに話せるわけではないのですね。

そのため、話し言葉につなげるためには、お子様の理解できる言葉や事柄を増やす関わりが必要です。

物の名前や動作等を言葉にして聞かせたり、言葉で伝わりにくい場合は、身振りや実物を見せるなど、言葉以外の方法もどんどん使っていきます。

お子様が「わかった!」と自信をもって行動することが、コミュニケーションの基盤となっていきます。

こうして、理解できる言葉が増えると、言葉として発するようになる準備となるのですが、話し言葉として出てくるまでには、まだ他にも必要なことがあります。

この続きは「言葉が出る仕組み(後編)」でお送りしますね。

次回をお楽しみに!!

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