【動画文字起こし】失敗に弱い自閉症児への関わり方のコツ

こんにちは。むぎちょこです

自閉症のお子さんの中に失敗するとすごいテンションが下がっちゃったり、怒ってしまったりとか過剰に反応してしまうお子さんがいらっしゃるんですよね。

そういうお子さんが、どうしてそんなに怒ってしまうのか、その時どんな風に大人は対応したらいいのか、などについて今日は簡単にご紹介したいと思います

自閉症児はイマジネーションの難しさがある

自閉症のお子さんの特性としてイマジネーションの問題ってのが挙げられるんですね

「もしかしたらこんなことがあるかもしれない」、「上手くいかないかもしれない」、「上手くいくかもしれない」というふうに思いを巡らすということが難しいと言われています。

 

例えば「失敗する」という風に言いましたけれども、もうゲームとかね「勝負事で勝たない」「負けてしまう」っていうのもまあ失敗するっていうのに当たると思うんですけども、あのゲームとかね、勝負事って負けることもありますよね。

いつもより調子が出ないかもしれないという風に想像する事っていうのが難しいんですよね。

 

人によっては癇癪を起こしてしまったりとか、激しく怒ってしまうお子さんもいらっしゃるんですね。

なのでただの負けず嫌いとかわがままではなくて、「負けるかもしれないと想像することが難しい」というふうに考えてもらうと、絶対勝つんだと思った時に負けてしまった時のショックが少しはお分かりいただけるかと思います。

先ほどはのゲームとかで勝負ことをあげましたけれども、負けてしまった後「もう一回、もう一回」ってね、勝つまで続けるタイプのお子さんとか、負けたりうまくいかなかったら「もう二度とするもんか」と、やめてしまうお子さんもいらっしゃいます。

特性を踏まえた上手な関わり方

お子さんが怒ってしまった時に、「そんな些細なことで怒らないで」とか、「どうしてそんなに怒るの」っていう風な声をかけてもですね、それが逆効果になってしまうことがあるんですね。

まずはのお子さんを希望通りに事が進むという風に大人が介助して助けてあげて、その状況を作ってあげるというのもいいと思うんですね。

 

ゲームだったら勝たせてあげるとか、そういうの状況作ってあげるというのも一つだと思います。

それから自力では勝てなくても、大人がちょっと手伝ってあげることでうまくいくっていうこともありますので、手伝ってあげるのも一つかと思います

 

「手伝ってほしい」と自分から訴えるって事が非常に上手じゃないお子さんもいらっしゃるんですね。

負けそうになって、うまくいかなさそうになった時に「手伝うからね」っていう風に大人がですね、前もって、ハプニングもあるかもしれないけれども、「そういう時は大丈夫。お母さんが手伝うからね」っていう風にその時の手段も教えてあげると、お子さんは安心して心の準備ができるかもしれません。

気持ちの切り替えに時間がかかる子どもの場合

気持ちの切り替えに時間がかかるお子さんはそっと一人にしておいて見守ってあげるって言うのもね、一つの方法かなと思います。

 

落ち着いた時に「したかったんだね」とか、「辛かったんだね」っていう風に声をかけてあげて、気持ちが切り替えられる時にお子さんの好きな遊びとか誘ってあげるとか、「お菓子食べない?」っていう風に気持ちを切り替えてあげられるきっかけを作ってあげられたらな、と思います。

 

負けそうになるとズルをしてしまうタイプのお子さんは、途中でみんなに非難される事っていうのが多いかなと思うんですけれども、どうしても勝ちたいなんていう気持ちをですね、察知してあげて勝たせてあげるというのも良し、「ズルをしてしまうとみんなも楽しくないし、もうこのゲームを続けることができないよ」という風にきっちりルールを教えてあげるって言うのも良いかと思います。

 

それもですね、全部やっぱりお子さんの性格に合わせて、関わり方を選んでもらうという必要があるんですよね。

想像力の弱さを考慮して対応しよう

共通して言えることは、わがままや負けず嫌いだけではなく、「もしかしたら負けるかもしれない」「うまくいかないかもしれない」というふうな想像を働かせることが非常に難しい、というところを理解してもらうというのが一番大切かなと思います

今日の内容は、noteの有料マガジンでもう少し深掘りして詳しく書いています。

良かったらこちらの方もご覧ください。

 

いかがだったでしょうか。

今日は、自閉症のお子さんの失敗に弱いタイプのお子さんの関わり方についてお話ししました。