【療育のイロハ】療育の効果ってすぐに出るの?

療育を調べ始めたとき、多くの方が感じる疑問

療育について調べ始めると、多くの保護者の方がまずこう感じます。
「療育って、通えばすぐに効果が出るものなんだろうか?」
「正直、何がどう変わるのかよく分からない」

インターネットやSNSには、さまざまな体験談や意見があふれています。
良かったという声もあれば、よく分からなかったという声もあり、余計に迷ってしまうこともあると思います。

今回、こども発達LABO.のYouTubeショート動画では、こうした疑問に対して、発達支援の専門家が分かりやすくお話ししています。

この記事では、その動画の内容をもとに、療育がはじめての方に、まず知っておいてほしい考え方をお伝えします。

結論からお伝えすると、療育の効果はすぐに分かるとは限りません

最初に大切なことをお伝えします。
療育の効果は、通い始めてすぐに目に見える形で現れるとは限りません。

これは、「療育に意味がない」ということではありません。
子どもの発達そのものが、大人が想像するような分かりやすい伸び方をしないことが多いからです。

しばらくの間は変化がないように見えても、ある時期にまとめてできることが増える、という成長の仕方をする子どもはとても多くいます。

療育でも、そのような「時間差のある成長」が起こることは珍しくありません。

「変わっていない」ように見える時期にも、意味があります

療育のはじめの頃は、いきなり何かをできるようにすることが目的にしてはいけません。

まずは、その子が安心して過ごせる状態を整えることが大切にされます。


初めての場所や人に少しずつ慣れていくこと、大人との関わりを心地よいものとして受け止められるようになること、遊びややりとりを楽しめるようになること。

こうした変化はとても大切ですが、目に見える成果としては分かりにくいものです。


しかし、この安心感や信頼関係といった土台が育たないまま、できることだけを増やそうとしても、うまくいかないことがほとんどです。

療育は、できないことを無理にできるようにさせる場所ではなく、その子が力を発揮しやすくなるための下地を整える支援だと考えてください。

療育の効果の現れ方やスピードは、子どもによって違います

療育の効果がどのように現れるか、どれくらいの時間がかかるかは、子どもによって本当にさまざまです。
すぐに変化が分かる子もいれば、時間をかけて少しずつ変わっていく子もいます。

また、「できることが増えた」という形ではなく、生活が少し楽になったり、関わりがスムーズになったりといった形で変化が現れることもあります。

療育は、みんなが同じ結果を目指すものではなく、その子のペースに合わせて育ちを支えていくものです。

周りと比べて一喜一憂してしまう気持ちも親心としては分かりますが、それに振り回されてしまうと、本当に見てあげないといけない「お子さんのヘルプサイン」が見えなくなってしまいます。

療育を考え始めたばかりの方へ

療育を検討し始めた段階では、すぐに答えを出そうとしなくても大丈夫です。

「本当に必要なのか」「うちの子に合うのか」と悩むのは、自然なことです。


まずは、療育がどんな考え方にもとづいて行われているのかを知ることが大切です。

今回の動画とこの記事が、「療育って、こういうものなんだ」と理解するきっかけになれば嬉しいです。

「もう少し話を聞いてみたい」「他の記事も読んでみたい」

そう感じた方は、ぜひ引き続き、「療育のイロハ」シリーズをご覧ください。