
「うちの子、ちょっと気になる…でも相談していいの?」
「おしゃべりがゆっくりかも」「落ち着きがなくて、集団行動が難しい」「なんだか周りの子と違う気がする…」
そんなふうに感じること、ありませんか?
でも、「まだ小さいから様子を見よう」「ほかの子もそうかも」と思って、つい気になる気持ちを胸にしまってしまう…。
実は、そう感じる保護者の方はとても多いんです。
この記事では、「療育ってそもそも何?」「どんなときに相談したらいいの?」といった疑問にやさしくお答えしながら、年齢ごとに“ちょっと気にしておきたいサイン”もご紹介していきます。
療育ってなに?診断名よりも「生きづらさ」を見る支援
「療育」という言葉を聞いたとき、「うちの子、発達障害かもしれないの?」と不安になる方も少なくありません。
でも、療育の本質は“診断”ではなく、子どもが日常生活の中で「困っていること」や「つまずきやすいこと」に寄り添い、育ちやすくするための支援です。
たとえば、
- ことばがゆっくりでも、伝え方の工夫で周囲とつながりやすくなる
- 落ち着きがなくても、安心できる環境で少しずつ集中できるようになる
- 集団が苦手でも、少人数の活動で「楽しい!」を感じる経験が積める
そういった「その子に合った育ち方」を、一緒に探していくのが療育です。
だからこそ、診断があるかどうかに関わらず、困っていることがあれば誰でも相談していいのです。
年齢別・こんなサインがあったら一度立ち止まってみて
子どもの発達は、早い遅いに個人差があります。でも、「こんな様子がずっと続いている」「困り感が強くなってきた」といったときは、少し立ち止まって見直してみるのも大切です。
0〜2歳頃:こんな様子が見られる場合
- 呼びかけにあまり反応しない
- 指差しやバイバイなどのジェスチャーが出てこない
- 視線が合いにくく、人への興味が薄いように感じる
- 同じ動きを繰り返して楽しんでいる(手をひらひら、物を並べるなど)
この時期は「他者とのかかわり」が芽生え始める時期です。関わりが少ない・一方通行な遊びが多いときには、環境調整や関わり方の工夫が役立つことがあります。
3〜5歳頃:こんな行動が続いていたら
- ひとり遊びが中心で、お友達とのやりとりが難しい
- 切り替えが苦手で、癇癪(かんしゃく)になることが多い
- 発音が不明瞭、言葉がなかなか増えない
- 園での集団行動が苦手、ルールを守るのが難しい
この時期は「社会性」や「言葉」の発達がぐんと進む時期。個性の範囲かどうか見分けが難しい時期でもあるので、第三者の視点を借りることが整理のヒントになります。
小学生以降:困りごとが「学び」や「人間関係」に
- 授業中に集中できず、課題の取りかかりが遅い
- 先生の指示を聞き取っても、動けない/忘れてしまう
- 友だちとの関係がうまくいかず、トラブルになりやすい
- 宿題や持ち物の管理が苦手
「本人の努力不足」と誤解されがちな時期ですが、実は特性や認知の仕方が影響している場合も多いです。本人が自信をなくす前に、適切なサポートを受けることが大切です
「気になるな」と思ったら、どこに相談すればいいの
「気になるけど、どこに相談すればいいかわからない」という声もよく聞きます。
まずは、以下のような場所が最初の相談場所になります。
- 地域の子育て支援センター・保健センター
- 市区町村の「発達相談」や「療育相談」窓口
- かかりつけの小児科や発達外来
- 児童発達支援事業所(療育施設)
また、こども発達LABO.のようなオンライン相談サービスも、気軽に専門家の意見を聞ける場所の一つです。
相談の場では、「こんなことに困っている」「いつから気になっているか」などを、メモしておくとスムーズです。
「早すぎる相談なんて、ありません」
子どもの発達はデリケートなテーマだからこそ、誰かに話すのって勇気がいりますよね。
でも、「ちょっと気になるな」「この子、困ってるかも」と感じたときこそが、相談のベストタイミングです。
必要なのは、「診断」ではなく、「この子に今、どんな支援があるとラクになるかな?」という視点。
一人で抱え込まず、まずは情報を集めるところから始めてみませんか?

