療育における「保育所等訪問支援事業」は、上手く使えば効果的、下手に使えば破壊的

発達特性のあるお子さんが受けられる公費サービスの中に、保育所等訪問支援事業というのがあります。

これは、お子さんが通う地域の保育園や幼稚園、小中学校などに、発達支援の専門家が訪問し、園や学校と連携をとりながら、お子さんの園・学校生活をバックアップするというサービスです。

制度が始まって10年弱ですが、まだまだ認知されていないことに加え、このサービスを強引に推し進める事業者もあり、質の高い⇔低いが問題になっています。

質が低いというのは、ほぼ「訪問支援員と呼ばれる療育事業所の訪問者側の問題」です。

上から目線、訪問先の立場を考えることなく「この子にはああしろ、こうしろ」と指導的、など、その強引さには枚挙にいとまがありません。

 

自然に淘汰されていくのだと思うのですが、まだまだこの事業は、こういった悪徳事業所の横行がしばらく続くと思います。

保護者の方は、質のよい訪問支援と、質の悪い(問題を引き起こす)訪問支援を正しく見極めて、信頼できる事業所さんにお願いすることをオススメします。

そうでないと、保護者と先生の関係性まで壊されてしまいますので、注意しましょう。