【療育のイロハ】その療育、本当に「暮らし」をラクにしていますか? ◯◯法に惑わされず「我が子の本当」を見る視点

こんにちは。こども発達LABO.のにしむらたけしです。

今回は、効果的な療育を選ぶ際に押さえておくべきことについて、ご紹介します。

「療育は必要だと思うけど、どんな方法がいいのかわからない」

「◯◯法がいいって聞いたけど、うちの子に合っているのかな…」

そんな悩みを抱えた保護者の方は少なくありません。

療育の世界には、「◯◯法」「◯◯テクニック」「◯◯プログラム」など、一見それっぽい方法論がたくさんあり、情報もあふれています。

ですが、療育において最も大切なことがあります。

それは、「方法にとらわれていると、療育の効果は出ない」ということです。

「◯◯法で効果があった」と聞くと、つい「うちの子も受けさせてみようかな」と心が揺らぐことがあるかも知れません。

ですが、そんな選び方は止めておくほうが無難です。

この記事では、「療育=○○法」になってしまいがちな今だからこそ見直したい、本当に意味のある療育の視点をお伝えします。

◯◯法にこだわることで、見えなくなること

名前を聞いただけで「効果がありそう」「すごそう」と感じる療育方法。

でも、実はそうしたプログラムありきの療育では、お子さんの「本当の課題」が見えにくくなってしまうことがあります。


なぜなら、子どもは一人ひとり違い、困りごとや育ち方も、マニュアル通りにはいかないからです。


例えば、

■ことばの遅れを「発語練習」で対応してしまう

■落ち着きのなさを「我慢ができない」気持ちの問題だと捉えてしまう

こんな対応をしている事例が、療育現場では多くあります(もちろん間違っているという意味です)。

でも本当は、環境の工夫や関わり方を工夫することで、上手くいくことがとても多いのです。

だからこそ、プログラムを子どもに当てはめるのではなく、「この子は、どこが困っているのか」を丁寧に観察し、手立てを構築していくことが療育がまずするべきことなのです。

療育のゴールは「できること」ではなく「暮らしやすさ」

たしかに、「○○ができるようになった」「○秒間座れるようになった」という変化はわかりやすいし、達成感もあります。

でも、それがその子と家族の生活をラクにしていなければ、本質的な効果とは言えません。

療育の本来の目的は、お子さんが社会の中で「参加」し、「活動」していく素地を整えてあげることです。

つまり、

  • 家庭や園での生活が少しスムーズになる
  • 親子の関係が今まで以上に安定したものになる
  • 子どもが安心できる時間が少し増える

といった「生活の質(QOL)の向上」こそが、意味ある療育の成果なのです。

これは療育を選ぶ際に、絶対に忘れてはいけない点です。

信頼できる支援者は、「教える人」ではなく「一緒に試行錯誤してくれる人」

子どもは、育ちも個性も十人十色です。

だからこそ、うまくいくアプローチ方法も人によって変わってきます。


その中で大事なのは、保護者と一緒に「この子に合う支援ってなんだろう?」と考えてくれる支援者の存在です。

「うちでは、このプログラムでやってます」というのを豪語するのではなく、「お母さんはどう思いますか?」と聞いてくれたり、「一度、こんな風にやってみて様子をみましょうか」と言ってくれる人こそが、最もお子さんを伸ばしてくれる人です。

つまり、それっぽい理論や御託を並べるだけでなく、また「分からなくていいから、私たちのやり方に従っておけばいい」といった「専門家ぶった人」ではなく、毎日の育児と生活に寄り添ってくれる伴走型の支援者こそ、保護者にとって本当の味方になります。

もし、そんな人を見つけることができれば、他の療育なんて行く必要がないぐらいです。

もちろん、それを見極めるのは、保護者の方です。

つまり、お子さんの発達を最大に引き出してあげたいなら、伴走してくれる支援者を見つけ出すことが、何より重要になります。

本当に「できる支援者」は、◯◯法などにこだわったり、「私たちにお任せください」なんて言わないのです。

見るべきポイントは、生活の中の「変化

もし今、療育に通っていても、

  • 生活の困りごとが変わっていない
  • 家庭生活のしんどさが減っていない
  • 子どもが安心を感じられていないみたいだ

そんな状態が続いているなら、それは「我が子に合った療育」ではないのかもしれません。


合わない療育に通い続けて、マイナスになることはあっても、プラスになることなんて何もありません。


療育は今より暮らしが快適になるために受けるものです。

それを忘れないでください。

そうでなければ、「座れるようにさせます」「話せるようにします」という誇大広告を信じて、次々と療育事業所を渡り歩く「療育ジプシー」になってしまいます。

そうなると、一番困るのは、他でもないお子さん自身です。

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我が子の療育が合っているか気になったら。

「今の療育、このままでいいのかな…?」
「うちの子に合っている療育って、どんな形なんだろう?」

そんな風に感じたときは、一度じっくりと考えてみましょう

こども発達LABOでは、保護者の方の不安や迷いに寄り添うオンライン個別相談を行っています。

療育の見直し、生活とのズレ、支援者との関係など、気になることがあればご相談くださいね。