こんにちは。こども発達LABO.のにしむらたけしです。
神戸新聞のWEBサイト「まいどなニュース」で新しい記事を書きました。
今回は、発達特性のあるお子さんを褒めるコツについてです。
「褒める」には、2つの方法があります。
一つは、結果を褒める、もう一つは、プロセスを褒める。
発達特性のあるお子さんの場合は、プロセスを褒めましょう!
というのが、今回の記事の主旨です。
自閉症スペクトラムなど発達障害のあるお子さんの場合、「自分に自信がない」「失敗が怖い」などの気持ちを強くもっていることが多くあります。
そのため、「結果を褒める」だと、上手く行かなかった場合に褒めてもらうことができず、それがまた自分の自信を失ってしまう、といった負のループに陥ってしまうことがあります。
しかし「プロセスを褒める」場合は、結果よりも「取り組んだこと」を褒めてもらえるので、結果がどうであれ「自分を認められる」という経験になり、子どもの自尊感情は保たれます。
発達特性のあるお子さんは、一般の方が思う以上に「敏感」である、ということを認識しておくと、褒め方の工夫につながります。
反対に言うと、「どうしてこれができないの?」や「頑張ればできるから、とにかく頑張りなさい」という声かけは、子どもの自信を余計に奪っている言葉かけだということに、多くの大人が気付いてあげることが大切です。
もちろんこれは、発達特性のあるお子さんだけでなく、どんなお子さんにも効果的な褒め方ですので、一度日常の生活の中で取り入れてみてくださいね。
「お父さんやお母さんから褒められること」は子どもの生きる力を育てるのですから。
これまでの記事一覧は以下のリンクから。