【voicy深堀り】防衛体力って知っていますか?~特性のあるお子さんは防衛体力が弱い~

こんにちは。
ゆずのおっちゃんです。いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

さて今回は、音声配信SNSのvoicyで取り上げたテーマ「防衛体力」について、補足も交えながらブログでご紹介します。

「体力」には2種類ある

「体力」と聞くと、走る力や筋力など“運動の得意・不得意”を思い浮かべる方が多いかもしれませんね。

でも実は、体力には大きく分けて2つの側面があります。

  • 行動体力:走る・跳ぶなど、体を動かすための力
  • 防衛体力:病気やストレスに負けない、身体と心を守る力

今回取り上げるのは、後者の「防衛体力」です。
目には見えにくいものですが、子どもたちが元気に生活するためには、とても重要な力です。

防衛体力が育っていないと、どうなる?

防衛体力がまだ十分に育っていない場合、日常の中でこんな様子が見られることがあります。

  • 疲れやすい
  • 風邪をひきやすい、体調を崩しやすい
  • 集団の中でのストレスに敏感で、不安定になりやすい

特に発達障害のあるお子さんの場合、防衛体力が弱い傾向があると言われています。
そのため、幼児期のうちから「体を動かす経験」をたくさん積んでおくことがとても大切になります。

「遊び」が防衛体力を育てるんです

「体力をつける」と聞くと、運動教室やトレーニングをイメージされる方もいらっしゃるかもしれませんが、子どもにとって最も自然で効果的なのは“遊び”です。

たとえば、

  • 公園での探索やお散歩
  • ブランコやすべり台、鉄棒などの遊具あそび
  • ボール遊びや鬼ごっこ、なわとび
  • ちょっとしたかけっこやジャンプ遊び

こうした日常の遊びの中で、子どもたちは体を動かす楽しさを感じながら、自然と防衛体力を育てています。

ゆずがお子さんを見るときに大切にしていること

voicyでは「防衛体力」にフォーカスしてお話しましたが、これだけに限らず、ゆずでは、お子さんの“目に見えにくい課題”を丁寧に評価することを大切にしています。

ぱっと見た目や表情などの「見れば分かる」ことだけに対応していても、本当の課題に行き着かないことがあります。

深く評価を行うことで、表面上には見えない課題を発見することができ、またその部分に対してアプローチを行うことで、生活のしやすさが向上します。

つまり、QOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)の向上が、療育の最終目的ですが、QOLの向上を目指すなら、お子さんの真の課題に気づくことができるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。


今回は防衛体力のお話から、お子さんをしっかりと評価することの重要性について書いてみました。

しばらくお休みをしていたvoicyですが、今後定期的に更新していきますので、ぜひvoicyアプリをお使いの方は、フォローをお願いします。

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